土佐塾中学校美術部の生徒13人が道路に面した建物西側の壁に大きなイラストを描いてくれたのです。
事業所で話し合っている中で、住宅街の中にあり今まで殺風景でわかりにくかった事業所の宣伝をしようということになり、地域の若い人たちとの交流を進めていく意味も込めて、事業所から程近い土佐塾中学校にお願いをしました。
事前の打ち合わせは昨年から少しずつ行ないました。まずは、生徒さんにカッパや虹などおおまかなイメージを伝え、一次案を作ってもらい、数回の変更を経て最終イラストが決定しました。
春休み中の生徒たちに朝9時から集まってもらい、さっそく作業開始です。
顧問の西先生・横江先生の指導のもと、少しずつ建物の壁にイラストが描かれていきます。

始めはおっかなびっくりで描いていた生徒さんたちも徐々に慣れてきたのか、仲間同士で相談したり考えながら、作業を進めていきました。
お昼ごはんには、「あじ菜弁当」を食べてもらい、生徒たちに味の感想なんかも聞きました。

道を通る車や通行人の人たちからは「にぎやかで楽しそうやねえ」「こりゃあ大きい絵やねえ」「明日も見にこよう」などと言って足を止めて作業を見る方がたくさんいました。


2日目のお昼にはイラストがほぼ完成しました。あとは雨などでペンキが流れないためのコーティング作業だけとなりました。イラストの隅には「2016/3/31土佐塾中美術部」の文字も入り、ペンキが乾く間、昨日に引き続き「あじ菜弁当」でお昼ごはんです。

作業終了後、顧問の西先生は「よく頑張りました。めったに褒めないのですが、今回は褒めたいと思います。みんなが声をかけあって協力して作業に取り組めたこと、美術の力で社会的貢献ができるということを実感できたこと、今回学んだことを今後も生かしていきましょう。」と生徒たちに感想を述べていました。
曽我事務局長からは「おかげで殺風景だった建物がとっても華やかに目立つようになりました。災害時などの地域の目印としても活用したいと思います。また、高齢者の方や地域の方との交流を通じて、皆さんの成長のお役に立つことができて本当に嬉しいです。学生時代の思い出に今回の壁イラスト作成がなってくれることを願っています。本当に素晴らしいイラストありがとうございました。」と感謝の御礼を述べました。
最後は生徒たちみんなで記念撮影をして終了となりました。まるでイラスト完成を待ちわびていたかのように終了後すぐに小雨模様となりました。


